ダメ営業マン必見!会社内で自分のブランディングを作り直し、価値を上げる簡単な方法
社内での立ち位置、大丈夫ですか?
あなたは会社で周りの人から、どんな風に見られていると思いますか?
- 真面目
- 誠実
- 元気
- 明るい
- 社内のエース
- 暗い
- いい加減
- ダメ営業マン
- 仕事が出来ない
ポジティブとネガティブ、その中でも沢山の印象があります。
あなたの社内での印象は決して良くない
最初にキツイことを言っておきますが、
自分が思うより「他人からは良いように思われていない」
と考えた方がいいです。
みんな自分が可愛いので、自分では比較的プラスの良い印象に捉えてしまいますが、実際はそんなことないんですよ。
(僕も昔、仲の良い事務員さんにぶっちゃけ聞いたことがあります。女子同士で営業マンは品定めされますからね…)
売れるようになって成績で目立つようになった今は、社内で認められてますが、今も昔も陰キャは変わらないので、入社当時は、「暗い・大人しい・何考えてるか分からない人」と査定されていたようです…
現時点で、周りから良いように言われている人は問題ありませんが、
もしあなたがネガティブな印象で捉えられているとしたら、かなり厄介です。
なぜなら、社内での立ち位置や上司や部下からの評価、社内で関係する人達からの信頼関係などにかなり影響してしまっているからです。
その会社で今後も長く働くことを考えたら、(自分の人生的にも)印象を良い風に変えていかなければマズいですよね。
今回は、そんなイメージ復活のためのヒントをお話しします。
イメージが悪い原因
印象を復活させるコツをお話しする前に、まずは、どうしてそんなイメージになってしまったかを考えてみましょう。
営業職であれば、基本的に、「売上実績・成績」がキモとなります。
実績・仕事上の成績が問題
そう。何を隠そう、営業は結果を出してナンボの世界なので、
- 売れる営業マン=仕事ができる人
- 売れない営業マン=仕事ができない人
と簡単にラベリングされてしまいます。
性格とか人格とか、真面目にやってるとかサボってるとか関係ないんです。
成績を出したものが正義で、成績が悪い人は「仕事をしていない」とさえ思われてしまう職種です。
だって僕たち営業マンを評価するのは、もちろん直属の上司もそうですが、実際に会ったこともない人事の偉いさんや、年に数回会うか会わないかの〇〇本部長でしょ?
その人たちは紙面上の数字、営業実績を見てますからね。
「こいつは頑張っている、査定はA評価でいこう」←これが現実。
じゃあどうするか?
そうです。
営業マンなら成績を上げるしかないです!
これが一番早い!笑
…なんて当たり前のことを言うつもりはないです。(ちゃんと後で対策方法をお伝えします。)
だって、成績なんてそんなに簡単に上がらない。
今だって昔だって、みんな頑張ってきたわけでしょ?
だけど、こんなに頑張ってもずっと売れない営業マンだから下に見られてしまう。
こんな風になった原因はまだあります。
これまでに作り上げられた間違ったブランディング
入社してから今日までの、あなたのブランディングの作り方を間違っちゃったんです。
売れないこと、社内でのコミュニケーションを上手く取れないことで、本来の自分とはかけ離れたブランディングに育っちゃったパターンです。
これは過去の僕もそうでした。
1年目のペーペーの頃、周りに溶け込めなく、元気もなく、いつも一人でランチを摂っているような僕は、暗い陰キャのまま、成績も振るわないことも相まって、いわゆる「ダメ営業マン」の烙印を押されてしまいました。
そうなると何してもダメ。
ちょっと上司に何か質問しても「それ、前にも言っただろ!」と怒鳴られるし、
事務的なミスをしたら「まだ覚えていないの?」とお局様に指摘され、
会議でも質問や意見をしなければ、「参加してる?」と先輩にいじられる。
普通の営業マンが同じことをしたら、そんな風には言われないと思うんですが、僕のブランディングが失敗していたから、良いようには捉えてもらえないんですよね。
なので、今からでも自分のブランディングを変えて、価値を上げていく必要があるわけです。
自分の価値を上げるハロー効果を使う
ここで参考になるのが心理術の1つ、ハロー効果です。
ハロー効果とは、
人は1つの特徴について良い印象を持つと、他の全てに対しても実際以上に高く評価する
というものです。
ちなみに、逆の意味でもハロー効果は作用しちゃいます。
ネガティブハローともいいますが、
「悪い印象を持つと、その他全てのことに関して実際より低く評価してしまう」
↑1年目の僕が良い例ですね。
なので、このハロー効果を使って、自分の価値を上げるブランディングをすれば良いんです。
ハロー効果の実用例
ハロー効果にはこんな作用があります。
例えば、名刺交換した相手が「〇〇エグゼクティブプロデューサー」だったり、「〇〇統括本部長」だったりしたら、
「なんかすごい偉いさんなのかぁ?」と思いますよね?
その人のことを全く知らなくても、肩書きや名前だけでビビってしまったり、話の説得力があるんじゃないか、と考えてしまう。
当社でも、数年前に同業他社から営業マンが引き抜きにあって入社してくる、と話が広まった時、
「〇〇会社でトップ営業だったらしいよ!絶対仕事できるよなぁ。」
と、まだ会ってもいない人に対して、勝手に尊敬の念を抱いて、社内のメンバーがざわついた思い出があります。
(まぁ実際にその人は仕事できましたけどね!)
こんなポジティブなハロー効果を活用して、自分のブランデイングを作り直していくんです。
ハロー効果を活用したブランディングの作り直し
簡単に言えば、
自分の特徴の中で、1つでも何か他人よりも優れているものを探して、それを活用する
ということになります。
例えば、高学歴だとか、イケメンだとか、野球で甲子園に行ったことがあるとか、何でも良いんです。
- 電話の声がいい
- 料理が得意
- 奥さんを愛している
- ゲームがプロ級
- クラシックに精通している
- 占いができる
- カラオケ平均95点
- フルマラソン走れる
- ピアノが弾ける
…etc
仕事に関係するものでなくても構いません。
これまでの人生の中で、少しでも、ほんのちょっとでも、人より得意なものを探し出してみてください。
どんな人でも1つくらいは何か秀でてるものがあるはずです。
その1つの得意分野が、長い仕事人生の中で、何かのタイミングで公になることがあるんですよ。
そこから、少しずつ周りの見る目が変わってきます。
僕の実話です。
ある日、行きたくもない会社の飲み会の二次会で、スナックに連れていかれたんです。
上司や同僚がカラオケに楽しんでいる中、僕はカウンターに横並びで静かに一人で飲んでいました。
すると、先輩から「おい、ルークも何か歌えよー」と無茶振りがきます。
・・・実は僕、カラオケ得意なんです。
別にここで歌いたくないなぁと思いましたが、断れる雰囲気ではない。
仕方ないとは思いながらも、その場にいる年齢層、盛り上がりの雰囲気を読んで、長渕剛の巡恋歌を歌ったんです。
歌い終わった瞬間、会社のメンバーはもちろん、スナックのママや知らないお客さんからも大拍手!!
先輩:「何でお前、そんな上手いの??」
事務員さん:「声がめっちゃいいー!」
上司:「君の後じゃもう誰も歌えないなぁ」
など絶賛の嵐。
隣の知らないおじさんから「兄ちゃん歌上手いなぁ!」とおひねりまでもらう始末。
やれ次は浜田省吾歌ってくれ、コブクロの〇〇歌える?福山の桜坂歌ってよ!と、次々とオーダーが来て、いつの間にかその夜の中心になってしまいました。
次の日からの会社では、二次会に行かなかった人からも「歌上手いんだってね!」と声をかけられ、
【ルーク=歌うまの人】
というブランディングができました。
そこから何度か食事や飲み会に誘ってもらうことも増え、もちろんカラオケスナックにも同席し、社内のメンバーとのコミュニケーションが次第に増えていきました。
まだその当時、営業成績は振るわなかったですが、カラオケというツールでみんなからの注目を浴びて一目置かれるようになってからは、何か質問したら、昔みたいに怒られながら教えられることなく、凄く仕事がしやすい環境になりました。
これは僕のカラオケの例ですが、まずは、あなたも自分の特徴を1つ、探し出してみてください。
その1つがコミュニケーションツールとなって、
【あなた=〇〇】
というブランディングが出来上がります。
この新しいブランディングは、過去に意図せず作ってしまった、ネガティブブラディングを新しく塗り替えてくれます。
まずは、自分のブランディングをポジティブなものに変えて、社内での立ち位置を良いものにしたいですね。
※営業マンであれば、まずは成績を上げることもお忘れなく・・・