短いプレゼンや提案時間がない時に大活躍!相手に意見を伝える効果的な方法。まずは結論から。
プレゼンや説明の場では、どんなに詳しく伝えても、相手に理解してもらえなければ意味がないですよね。それでは説明してなかったことと同じです。
だからこそ「相手が理解した」←頭の中にしっかり伝わった状態を生み出して、その後に行動してもらうことが説明では一番大切です。
今回は、相手の「わかる」状態を作り出す、説明の基本の型を紹介します。
短く意見を伝える基本の型
CRF法という話し方があります。
短い時間で相手の反応を引き出せるもので「1分間プレゼン」とも呼ばれます。CRF法は説明では有名な型で、相手が既に聞く態勢があったり、話す前提を知っている際には非常に効果的です。
- Conclusion(結論)
- Reason(理由)
- Fact(事実)
説明の組み立て手順
STEP.1 「結論からいって〇〇です」
まず、自分の主張は提案する内容の結論(Conclusion)から伝えます。その時に大切なのは、主張や結論は1つに絞っておくことです。
複数の提案や、プレゼンの結論が複数あると、聞いている側は話が脱線したと感じるし、「結局何が言いたかったの?」と思われてしまうからです。
シンプルに1つの提案と1つの結論に絞って話を強調しましょう。
STEP.2 「理由は〇〇だからなんです。」
次に、結論の根拠となる理由(Reason)を伝えます。説明下手で説得力がないと言われてしまう人は、この根拠となる理由をうまく伝えられていない可能性が高いです。
例えば、僕が飲み会の幹事をやった時の話です。
メールで出欠を取っても返信しない人が少なからずいました。その時、無駄に追いメッセージを送っても返信は来ないと考えました。
なので、こう書いて送ったんですね。
「〇〇日がお店の予約期限ですので、〇〇日までに出欠の連絡を下さい。」
これで無事、全員から返信をもらうことが出来ました。
出欠の連絡が欲しいという結論とその理由→なぜなら店の予約期限が決まっているから
こう伝えれば、相手は思わず動いてしまいますよね。
STEP.3 「実際に〇〇という事実があるからです」
上記の理由に加えて、情報を上乗せするような「事実(Fact)」を伝えます。
「このお店では早期予約をすると〇〇円割引となるキャンペーンがあります。ですので〇〇日まで人数の確定をしたいんです。」
こういう事実というか事例でもいいです。
要は、「事実」とは「証拠」を示して裏付けする役割があるからですね。
組み立てるポイント
ここでちょっと注意。
提案と結論は1つで通すんですが、その結論の理由を挙げる数は3つまでとしましょう。
なぜなら、人は多くの情報に接すると、結局どれを重視していいか分からなくなってしまうからです。
さっきの飲み会の例で言うと
- 予約期限が迫っているから
- 人数を確定しないと料金のご案内ができないから
- お店との調整が進まないから
- コースの選定が決まらないから
- 飲み会の確定情報が送れないから
等々、理由が多すぎると何が重要な理由なのか分からないし、逆にうざったいですよね。
シンプルに
- 予約期限までに人数を確定して
- お店とメニューの調整をして
- 再度確定のご案内を送りたいから
と、多くても3つに絞ると読んだ相手に伝わるし、返信しなきゃとなりますよね。
まとめ
自分の提案やプレゼンで相手から合意や成約をもらうために効果的な方法とは、
- 提案の「結論」をシンプルに伝える
- 結論の根拠となる「理由」を添える
- 理由を下支えする証拠を挙げる
これを1分ほどの短い時間でシンプルに伝えることが大切です。
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