プレゼンで必須!概要から伝えるSDS話法で相手に必ず覚えてもらう提案方法
以前、短く意見を伝える型として、1分間プレゼンの話をしました。
CRF法という、相手の反応を強く引き出す方法です。
今回もCRF法と同じように、「どうしても相手に覚えてもらいたい提案内容」を記憶に残す方法をお話しします。
SDS法といいます。
- S…概要(Summary)
- D…詳細(Details)
- S…まとめ(Summary)
ポイントとしては、商談やプレゼンに入る際に、
「本日の概要ですが…」
と話し始めることです。
提案内容が多岐に渡る時や、プレゼンの時間が長い時など、概要だけは相手に覚えてもらいたい時に有効です。
※僕の経験だと、上司に何か電話で報告する際も非常に役立っています。後ほど説明しますね。
まずは基本的なSDS法の使い方です。
STEP.1 「今回の概要としては〇〇となります。」
まず、冒頭でこれから説明する内容の「概要(Summary)」を伝えます。
この時に、どうしても覚えてもらいたいフレーズを1つに絞って伝えます。
「まず、概要としては〇〇ということになります。」や
「冒頭に要点を申し上げますと」と始めるのが効果的です。
他にも「今回、どうしても覚えてもらいたいことは〇〇です。」
と直接的に伝えるのも良いですね。
どのパターンもそうですが、「これだけは絶対に覚えておいてもらいたい!」ということが伝わるような言い回しをすることです。
STEP.2「詳細についてですが、」
提案内容の「詳細(Details)」を伝えます。
その際に「もう少し詳しくお話ししますと…」のようなフレーズで続けます。
具体的には、STEP.1で概要を話したので、より情報を細かく伝えていくイメージです。
概要(大きな情報)→詳細(より細かな情報)
というように、だんだんと細かな情報を与えることで、相手が最も知りたいであろう部分に近付いていくイメージです。
STEP.3「まとめると〇〇となります。」
詳細内容の「まとめ(Summary)」で締めます。
ここは簡潔に伝えることが大切です。
ここの分量が多すぎると、相手に覚えてもらえなくなるため、情報量は絞っておくといいです。
今回のSDS法を使う際のポイントは、冒頭の概要説明と最後の締めの内容が一致すること。
最初から終わりまで提案内容が一貫していた方が、人の心理的に残りやすいですし、より記憶に残りやすいからです。
【具体例】
P.S.僕は上司に報告の電話を入れる際、「もしもし、先ほどの商談結果について、2点報告があります。1点目は…」
のように、
- 概要…商談内容の結果
- 詳細…2点の報告内容
- まとめ…結局〇〇となった
このSDS法を用いて話しています。
おそらく上司からすれば、報告が簡潔で分かりやすいと評価されているでしょう。