初対面の相手との会話もこれで困らない!人間関係を良好に保つ、ちょっとした言葉のチョイス
言葉というのは、使い方によっては、相手に良いようにも悪いようにも作用します。
人間関係に直結するとも言えますよね。
気持ちを伝えるために使うのが選ばれた「言葉」
そして、言葉とは「気持ちを伝える道具」です。
単なる情報を伝える役割だけではなくて、言葉に気持ちを乗せて、相手に感情を伝えるために使いますよね。
例えば、仲間内で話していて、自分が興味が無い話が出てきたからといって
「へー。俺、それ知らないわ。」
と言ったら、会話はそれで終了ですし、雰囲気も悪いですよね。
知らなくても
「へー!そうなんやぁ」
「それ楽しそうやね!」
「〇〇はどうなん?」
と、興味を持ったり、質問したり、会話に積極的に参加することで、相手は好感を持ちます。
使い方によって状況は180°変わってくる
それと、伝える内容が同じでも、ネガティブな言葉で伝えれば、ネガティブな気持ちが伝わるし、ポジティブな言葉を選べば、そのままポジティブに伝わるのも言葉の役割です。
僕の後輩で、ちょっと気弱なM君。
訪問先から帰ってきて、部長に営業報告をしなきゃいけません。
部長は強面、いつも話しにくい雰囲気を醸し出しています。
勇気を出して話しかけに行きましたが、的を得ない報告をしてしまいました。
すると部長から
「ちゃんと話をまとめてから報告しろよ!結局どうだったんだ?」
と一喝されてしまいます。
僕は「あー、部長はそんな言い方しなくても良かったし、
M君も伝え方考えたら良かったなぁ。」
と陰ながら思いました。
こんな雰囲気だと、職場のコミュニケーションはうまくいきませんよね。
例えば、M君はこう言えば良かったのかな。
「本日の4件の営業報告です。4件のうち1件で成約できました。残りの3件は〇〇という状況で・・・」
と、まずは結果から伝え、その後に状況説明をすれば伝わりやすかったかもしれません。
部長にしても、言い方を変えれば良かったです。
「それで、〇〇社の結果はどうだった?訪問順に報告してくれるかな?」
と、怒鳴らずに伝えれいれば、M君も考えをうまくまとめて報告ができたと思います。
この部長の例のように、普段から相手の気持ちを考えないモノの言い方になっている場合は注意しましょう。
言葉のチョイスによって、相手の印象も悪くするし、円滑なコミュニケーションを遮ってしまいます。
特に、マイナスな発言をしがちな場合は、プラスの言葉を使うようにしましょう。
頭の中で「マイナス言葉をプラス言葉に変換!」と考えて、
相手が話しやすいような雰囲気作りを心がけたいですね。
会話がスムーズに広がる魔法のフレーズ
ここまでに、人間関係を円滑にするために、言葉のチョイスが大切だ、という話をしてきました。
ここからは、もう1つ、円滑な会話を進めていくために役立つ、ちょっとした一言フレーズを紹介します。
それは、「話の内容を具体的なイメージで伝えられるワード」です。
何かを説明したり、会話を深めていくためにもとても活躍してくれます。
その魔法のフレーズは、
- というのも
- なぜかというと
という接続詞です。
この接続詞は、会話をつなげたり、話題を掘り下げたりするのに効果的です。
例えば、僕もたまに参加する、社外合同セミナーで集まった営業マン同士の会話で、
「今日こちらに参加した理由は何ですか?」
と質問されて、
「会社から出るように言われたからです。」
と答えたら、あーそうですか…と会話は広がっていきません。
そうではなくて、
と伝えると、
その後に、講義の内容や参加した理由について、もう少し深掘りした会話が進みますよね。
魔法のフレーズを使う際のコツ
「というのも」 「なぜかというと」
これらのフレーズを使うとなると、理由や根拠を加えていく必要があります。
この理由や根拠があると、自分の伝えたいことの意図が、より明確に相手に伝わります。
さっきの例でいうと、
- 参加した理由は同僚のオススメ
- なぜなら、刺激になったとの過去談
- 絶賛の講義が多い
このように
「なぜそう言ったのかというと」という理由があると、
普通の一般論を話すより、僕が参加した理由が伝わりやすいですよね。
コミュニケーションがうまくいかない場合は、会話の流れが中途半端で、
こちらの意図が伝わっていない場合が多いです。
自分の気持ちをしっかり伝えて、相手に「伝わる」言葉のチョイスをすることで、
会話の糸口も広がっていくはずです。
会話術についてのおすすめ記事もご覧くださいね!