文章で感情を動かすなら「数字」より「事例」
これを読んでほしい人は
「人の心を動かす文章を書きたい人」
人の感情を動かす文章を書くコツ
それは 「具体的な数字」よりも、
「具体的な事例」を書くこと。
でも、なぜそうなのか?
考えてみたことありますか?
理由はこうなんですよね。
人間の脳は基本的にものぐさ。
想像力をフル回転させるのが嫌い。
だから、数字を見ても
具体的にイメージするのって難しい。
例えば、どこかの大震災のニュースで
「死者15,000人」と聞いても
ピンとこないですよね。
でも、違う伝え方をすると
話は変わってきます。
―――――
「〇〇市に住む小学生のルーク。
地震発生時、学校にいたルークは無事だった。
しかし、津波で家は流され、
大好きだったお父さんとお母さんを亡くした。」
―――――
こう伝えると一気に震災の悲惨さが
頭に浮かんできませんか?
これが「事例」の力。
何万人の死者の数より
たったひとりの物語
こういう事例は、人の感情を揺さぶる。
なぜなら、事例には物語があるから。
数字は「情報」でしかないけれど、
事例には「ストーリー」がある。
ストーリーは人の心に引っかかる。
そして、感情を揺さぶる。
だから、あなたの文章で
人の心を動かしたいなら、
「具体的な数字」よりも
「具体的な事例」を書くようにしましょう。
とはいえ、事例といっても
どんな事例を書けばいいの?
と思う人もいると思います。
大切なのは2つ。
―――――
・できるだけ体験を感じる事例にする
・できるだけ感情移入しやすい事例にする
―――――
これさえ押さえておけばOK。
例えば、こんな感じ。
―――――
NGな例) 多くの人が地震の被害に遭った。
OKな例) 地震で家が全壊したAさん。
Aさんは、家族3人で必死に逃げた。
そして、奇跡的に助かった。
だけど、大切にしていた思い出の品は 全て失ってしまった…
―――――
伝わり方が全然違いますよね。
あなたの文章でも
登場人物に名前をつけるだけで
グッと具体的になりますよ。
人の感情を動かすには
「事例」が超大事だと分かってもらえましたか?
あなたの文章にも事例をガンガン取り入れて、
読み手の心を揺さぶる文章を
書いてみてください。
文章は最強のコミュニケーションツール。
その文章で、人の反応を ガラッと変えることもできる。
だからこそ、
「数字は心に刺さらない。でも、事例は心に刺さる」
と理解して
事例を使って心に響く文章を
書き続けていきましょう。